OAG税理士法人ロゴ
本当に良い畑を作るには、長い道のり(努力)が必要
SitemapEnglish

OAG
お客様専用ダイヤル 03-3237-7500
 
 
  コラム目次へ

お客さまから学ぶ

<2017年10月号>
 
     
 

   弊社のお客さまでもあるチェーン店(A社)の社長は、「御社の離職率は、何故低いのですか」と尋ねられた時、暫く考えた後「分かりません」と答えました。その質問はそれで終わったのですが、確かに離職率は低いんです。

   あるとき、ポツンと「うちが離職率が低いのは、教育かな」と漏らしました。「えっ、教育ですか?」と、思わず問い返しました。

   教育はA社だけでなく、チェーン店の経営ではおおよそ行われていて、A社の専売特許ではありません。それなのに、何故教育と言ったのでしょうか。

   A社も、チェーン店のご多分に漏れず、朝礼や会議はテレビ会議が中心です。そして言っている事も、特別変わっている訳ではありません。それなのに、どうして離職率が低いのでしょうか。良く分かりません。

   ただ、スタッフは朝礼の社長の言葉を素直に聞いていて、実行に移しているんです。「素直に聞いて」がポイントのようですが、では何故「素直に聞ける」のでしょうか。そこにA社の秘密がある気がします。

   A社も、日常業務のさまざまな報告が社長の元に集まります。社長はその報告の中にある、スタッフの心配事を発見して、サポートしたり解決のためのアイディアを提供したりしているんです。

   「予算は従業員自らが考えている。だから数字以外の事にスポットを当てて、多くの時間を使っているんだ」と教えてくれました。これを長い間、それこそ設立以来やっているようです。そして、「愛情が無いとできないんです」とも言っておりました。

   これはとても真似できないなと思いながらも、「結局人はそこに行き着くんだ。良い会社を作る。元気な会社を作るとはそういうことなんだ」と改めて感じた次第です。

   そういえば、京セラの創業者・稲盛和夫さんの言葉の中にあった、「良い匂いのする畑は豊穣であり、悪い匂いのする畑は不毛である」を思い出しました。良い匂いの畑を作るのは、言うのは簡単ですが、実行するのは極めて難しいと思うんです。

    言葉だけでは、人は動きません。言っている人の行いをも見ているんです。本当に良い畑を作るには、長い道のり(努力)が必要なんですね。

        

 
 

 

OAG税理士法人 代表社員 税理士 太田 孝昭 著

※広報誌「春夏秋冬」掲載

 
 


コラム目次へ
 

 
個人情報保護方針個人情報の取扱いお問い合わせ
copyright (c)2007 OAG Certified Public Tax Accountant's Corporation