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見えるモノも見えないモノも、多くの社員と「共有」しないと、夢は実現できませんね。
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『見えるモノ』と『見えないモノ』

<2017年2月号>
 
     
 

   一年の計は元旦にあり。皆様は今年1年間の売り上げや利益の目標をお立てになりましたか?

   実は、この目標の立て方がとても難しくて、経営陣も社員も納得する目標を如何に立てるかに、皆様も苦心されていると思います。私自身、目標とか予算とかが良く分かっているとは決していえませんが、私流の目標数値の作り方をお話ししたいと思います。

   中期計画とか長期計画を立てるのは、大手企業が中心かもしれません。しかし、私はそれにどうもピンと来ないんです。そんなに長く見通すことなどできないと思うからです。中期計画や長期計画を立てていると聞くだけで、現在やっていること等の延長線上で考えているだけの魅力のな い会社だと映ってしまうんです。

   確かに、事業が成立するためには5年とか10年の年月が必要ですから、計画が必要なことは理解できます。しかし、中期(5年)とか長期(10年)の計画を立てても、この変化の激しい時代に5年先など見通せないし、何か絵空事に思えて仕方ありません。私が一番ピンとくるのは、単年度(1年間)の計画です。しかも「対前年比◯%アップ」という立て方です。

   「そんなにいい加減で、計画といえるのか」と言われそうですが、私にはピンと来ます。しかし、難しいのはここからです。中身=数字をどうするか。決め方には、二つある気がします。一つ目は、良い会社の成長率を一般論として聞いてみる。「およそ良い会社というのは○%くらいは対前年で伸びていないといけない」と答えてくれる筈です。もう一つは、部門長ないしスタッフのプライドへの問い掛けです。自分が仕事ができると言われたかったら、数字をどう上げるかを聞いてみます。営業部門なら数字は売り上げや利益ですが、管理部門なら人員定着率や人員獲得率、社員のいきいき度、一人当たりの総労働時間、一人当りの生産性等々、数えきれないほど上がってきます。 しかし、最後は「えい、やっ」ということになりがちです。大事なのは、なるべく多くの社員が「去年より今年、今年より来年が良くなることは良いことだ」と実感してくれることです。その方法として、見える目標は追いかけやすいし、目標があるから知恵を絞ることもできるんです。

   ただ、目標は見えても、世の中には不透明で分からないことが多過ぎます。どんな「モノ」が流行るのか、どこに「ブルーオーシャン」があるのか。自分の見える範囲など、ほんの僅かです。見えないモノをどうやって察知するのか。察知したら、どう手を打つのか。見えないモノは計画に入れられません。私が中・長期計画にピンと来ない理由もここにあります。

   しかし、アイデアにしても、ブルーオーシャン探しにしても、大きな夢がなければ、見えるモノまで見えなくなってしまいます。その意味で中・長期の計画は、「大きな夢」であるべきなんだと思っています。いずれにしても、一人では何もできません。見えるモノも見えないモノも、多くの社員と「共有」しないと、夢は実現できませんね。

 
 

 

OAG税理士法人 代表社員 税理士 太田 孝昭 著

※広報誌「春夏秋冬」掲載

 
 


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