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人は少しのやりがい、少しの昇給、少しの昇格、少しの共感、少しのリードで、小さい「ワォー!」を言ってくれるんです。
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ワォー!

<2016年9月号>
 
     
 

 少し前の話なのですが、トヨタ自動車の社長の豊田章男さんが、自社の旗艦車である『クラウン』の開発担当者に新車を見せられた時、「ワォー!」という言葉を発しました。(この車には)「ワォー!が無いんだよ、ワォー!が」。その後、どのように『クラウン』が進化したのかは知らないんですが、この記事を読んだ時以来、「ワォー!」という言葉が妙に頭に残りました。

 トヨタのような大会社の社長が「ワォー!」を使った事に、新鮮さと人間臭さを感じましたし、その上トヨタは「ワォー!」という車を作りたいんだという、企業ポリシーまで感じ取る事ができたんです。

 「ワォー!」という一声に、そこまで感じるのかとお思いでしょうが、私はそう感じたんです。豊田社長の「ワォー!」という言葉にしびれたんですね。

 この「ワォー!」以来、私はトヨタの車が好きになりました。日本一の大会社もわれわれと同じように「ワォー!」を求めているんだと思うと、われわれ中小企業は、それ以上に「ワォー!」を求めていかんとなーと、反省もしました。

 ところで、私は誰かに「しびれる」ような言葉を発したことはあるんだろうか。なかなか思い当たりません。そもそも自分がしびれるような「ワォー!」の経験があるのか。これも、かなり記憶の糸を手繰らないと出て来ません。しかし、人を「ワォー!」の気持ちにさせる事は、会社経営には必要な事でしょう。誰もが「ワォー!」な気持ちになりたいと思って行動すれば、成果は上がりそうな気がします。

 会社経営は、売上高の獲得と利益の追求です。その為には、仕組化、役割分担、計画・目標、商品、資金、効率化や合理化、これらが全て必要なんですが、「ワォー!」とどう結び付けるのか? そこが問題なんですね。

 「ワォー!」が有ろうが無かろうが、会社経営は進んで行きます。「ワォー!」なんて関係ないと思っている方もおられるでしょう。「ワォー!」は、オリンピックのメダルではありません。オリンピックのように個人に賞賛は集まりません。しかし人は少しのやりがい、少しの昇給、少しの昇格、少しの共感、少しのリードで、小さい「ワォー!」を言ってくれるんです。

 小さな「ワォー!」を集める事。それが経営という事でしょうか。

 
 

 

OAG税理士法人 代表社員 税理士 太田 孝昭 著

※広報誌「春夏秋冬」掲載

 
 


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