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適正な評価が得られないとすれば、不得意分野にいる社員のモチベーションは絶対に落ちてしまいます。
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元気な経営を目指して
― 人は得意な分野しか目に入らない ―
<2007年10月号
 
     
 

企業経営の要は何か?

まずは売上を作ること。つまりお金を払ってくれるお客様を獲得すること。その為には営業が大事、ということは至極一般的な話です。

しかし、この売上を作るには優れた製品やサービス、恵まれた立地、優れた従業員など、様々な要件があります。

しかしながら、社長が技術者であれば技術の良し悪しは分かりますが、営業のことは全く分からない。営業出身であれば生産や技術の話題には全く関心がない。これは当然のことなのです。

そのため、優れた経営者は自分にないものを求め補完するべく人々を配置しますが、所詮人は得意なもの以外には目に入らないのです。

つまり、得意分野にかかわる人との話やその評価はきちっとできるのですが、不得意な分野の人の評価がきちっとできるのかということになります。

適正な評価が得られないとすれば、不得意分野にいる社員のモチベーションは絶対に落ちてしまいます。そして、その社員の成果も徐々に落ちてしまうのですが、実はその成果が落ちたことにすら、経営者には判断が出来ない。何となく、毒にも薬にもならないというか、曖昧になってしまう。

これは、大変重要な問題なのではないでしょうか。

人は賞賛されてこそ喜びを感ずるとしたら、失敗をしても全く叱られない代わりに、たとえ成功しても全く賞賛もされない(分野の)人がいることは、企業にとって大変重要なことが欠けているように思います。一言で言って、「無視された人」にとっては成長をする機会を奪われたことを意味します。

企業は、人がそこで成長してこそ同じように企業も成長できるのです。人が成長する仕組みに一部でも問題があれば、その部分の成長は鈍化する、ないしは偏った成長になってしまいます。

企業の成長がどれもこれも全ての方向に丸く平均的に成長できるとは思っていませんが、人の成長こそが企業の成長であるとすれば、よければ賞賛し、悪ければ叱る、この事こそが企業の成長力ということになります。

無評価は無関心に通じ、無関心ほど人の心を荒廃させるものはありません。

経営は心理学であるとはセブンイレブンを創業した鈴木敏文さんの言葉です。
心理学であるからこそ、無関心なところに自らスポットをあてるという覚悟が必要なのでしょう。

 
 

 

(OAG税理士法人 代表社員 税理士 太田 孝昭 著)

※経済界倶楽部発行「出会い」掲載

 
 


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